今年の1月にUターン移住した我がふるさと、人口37,000弱の臼杵市。残念ながら年々過疎化しています。
「過疎化地域で子供が楽しめるのかしら?」
「毎日やることのない超田舎なんじゃないの?」
地方移住を検討中の方にはこんな不安もあると思いますが、そんな心配はご無用です。
今回は過疎化地域にも関わらず毎日が忙しくて楽しすぎた「2019・臼杵市の夏休み/イベント編」をご紹介いたします。
なお、7~8月にブログでご紹介したその他のイベントは
などがありますが省略いたします。詳細は各タイトルをクリックしてご覧ください。
臼杵のイベントにコレ必須!「菓子撒き&抽選会」~うすき駅フェス~
子どもの時から、家を建てれば餅撒き、節分といえば豆に混じっての菓子撒き、イベントといえばくじ引き、と臼杵では当たり前のように行われる菓子撒きや抽選会。27年ぶりに帰ってきてもその慣習は変わらず、8月8日に行われた「うすき駅フェス」での菓子撒きは、この夏一番の熾烈な戦いでした。
JR大分駅―JR臼杵駅間で運行されたビアトレインの関連イベント。電車の中ではなんとビールが飲み放題!ボックス席には乗客が持参したのか、いろいろなおつまみが並んでいました。
到着と同時に市長からご挨拶。ラグビーワールドカップもある今年、市長がリフティングされてボールをキャッチするというヒヤリとするようなパフォーマンスも↓
その後は臼杵市民老若男女が待ちわびた、恒例の菓子撒き↓
この数々の腕の中で競う勇気は、もはや四十路女にはありません。
この日の菓子撒きにはフェス最後に行われる抽選会の抽選券も入っているとあって、拾っただけ商品ゲットの確立もアップ。真剣勝負でした。
日も暮れて子供もグズグズ言い始めるころに再度興奮の時はやってきます。
「ホラ、なんかいいもの当たるかもよ!」
とお母さんたちに背中を押され、抽選券を片手に子供から大人まで固唾をのんで抽選番号のアナウンスに集中。
私の甥っ子はフンドーキンの醤油セットを当てて大興奮。もはや商品はなんでもいいのです。「当たる」という特別感に子供は夢中になるのです↓
「いいなぁTちゃん」と弟をうらやむ姉のK10歳。しかし最後の最後で「KIJOKAKUお食事券&エステ券」をゲットして大喜び。しかし一番喜んだのはこの二人の母親、39歳の嫁Sだったのは言うまでもありません。
11月の竹宵をほんのり体感~「星の宵」盆迎え~
8月10日の夕方頃、突然家の前がザワつき始めました。表に出てみるとすでに周辺は竹灯籠に包囲(左が私の事業を行っている「ケレシュ」の店舗)された状態↓
11月に行われる「うすき竹宵」は、近年人気の灯り祭り系の先駆けでもある、臼杵市で一番観光客が訪れる秋のイベントです。「星の宵」~盆迎え~は、11月の竹宵の時に
帰省できない人の為に、ほんの少しでも雰囲気を感じられるようにと開催されているミニイベント。臼杵市は「ボランティア度」が凄く高くて、この竹宵も多くのボランティアによって行われているのです。夜になると店の前は綺麗にライトアップされました↓
ボランティア活動の極み!「リーフデオヨゲ」
臼杵市民のボランティア活動の極みが、お父さんグループ「すぅぼんこの会」が毎年夏に開催する「リーフデオヨゲ」。市街地から車で5分の諏訪山にある公園「リーフデわんぱーく」に手作りのウォータースライダーやプールを二日間限定で設置するのです↓
今年は都合で行けなかったので、2017年に行った時の写真を使っています。以前はこれを町なかでやっていて、おやつでスイカが無料提供されたり、とにかく都会では見たことがないレベルのボランティアイベントなのです。最近ではお隣の大分市や津久見市からも親子連れで遊びに来るほどになっています。
キンキン冷やされたあの夏をもう一度「仲松商店のかき氷」
8月14日、待ちに待ったイベントがスペインバルカフェ「ラ・マンチャ」で開催されました↓
昭和40年代生まれには「夏といえば仲松(商店)のかき氷」と言われたほどの人気店。もう無くなったお店ですが、1日限りの復活営業をラ・マンチャのお店ですると聞いた時には
「今年Uターン移住して良かったぁ!!」
と感激し、絶対に「イチゴミルク」を食べると心に決めていました。
当日、ラ・マンチャの店内は昭和の唐人町のあのお店に↓
閉店した仲松商店から持ってきたと思われる壁付扇風機。回ってるのがスゴイ!
その左には多分石川秀美(?)のポスター。日ごろはエアコンがきいているのですが、この日は仲松商店を再現しているようで凄く暑い店内。そこに運ばれてきた「イチゴミルク金時」↓
中にはあんこがギッシリ入っていて、心はキュンキュン、頭はキンキンやられた懐かしの味でした。
甥っ子と姪っ子にも昭和のかき氷の美味しさを体験させる↓
ミルク嫌いな甥・T8歳はオレンジ。そして祖母と味覚が同じで、山芋ごはんをこよなく愛する姪・K10歳は抹茶金時という渋いチョイス
偶然にも服とマッチ。
今回嫁Sも参戦して、全て私のおごり。都会なら1杯800~1000円はするのでなかなか太っ腹になれませんが、今回の1日イベントのかき氷代金は昭和プライスのまま↓
復活イベントを開催してくれた皆さん、どうもありがとう。伯母の威厳が保てました。来年もまた楽しみにしています!
ハンドメイド雑貨から占い、マッサージまで「癒しカフェ」
年2~3回行われている癒しをコンセプトにしたイベント「癒しカフェ」↓
8月18,19日に辻にある臼杵市観光プラザで行われました。
「美味しいジェラート屋さんがある」
と聞いて出かけて発見したのが「あるもに」さんです↓
実は駅フェスでも知らず知らずのうちに買っていました。その時はカボスのシャーベット。今回は別のものということで、津久見みかんのシャーベットと抹茶アイスにしました↓
濃厚!抹茶は特にクリーミーさも加わってお気に入りの一つになりました。
そしてマッサージコーナーには、知り合いのNさんが↓
高齢者向けのアロママッサージをされていて、訪問ケアなどしていらっしゃるとのこと。優しいスタイルのマッサージなので、ゆったり寛ぎたい方におススメですね。Nさん、これからもマッサージ活動頑張って!
お寺の秘宝がご解禁!「古寺巡り」
夏休み最後の週末の8月31日、夜行われた「石仏火まつり」に合わせて、昼は「古寺巡り」が開催されました。あいにくの雨だったのですが、私は雑貨の店番をもうすぐ74歳の父・Y雄に任せ、1時間のみ近所のお寺2か所に出かけることに。まずは三重塔で有名な龍源寺。ここには江戸時代のお宝「地獄絵図」がありこれがご解禁↓
初七日とか1回忌とかの意味をここで初めて知りました。そのたびに死者は観音様などに尋問されているのです↓
「嘘ついちょってん分かるんじゃが!これ見てみぃ!お前がやったんじゃろうが!」
(訳:嘘をついても分かるんだ!これを見てみろ!お前がやったんだろう!)
という感じで、鏡に映った悪事を見せつけられます。舌を抜かれて血がどぼどぼ出ていたり、逆さ吊りにされて股から真っ二つにされたり、それはそれは恐ろしい地獄絵図。
しかし、当時の戒めでは酒を飲んだらアウト。その他にもいろいろな戒めがあって、今の人はほとんど地獄行きだと思います。私も食い意地が張ってるので餓鬼になると思います。餓鬼になると、与えられたご飯を食べようとしても手の上でそのご飯が茶わんごと燃やされ、いつまでたっても食べられません。地味な嫌がらせです。
地獄を見た後は歴史の証人になるために斜め前にある大橋寺へ。ここは川沿いの部屋からの眺めが素晴らしい↓
そして南西の役の西郷軍との戦いの生々しい跡が↓
その時代の鉄砲玉にも触れるのです。
いかがでしょう、この忙しさ。7~8月にかけては毎週何かのイベントが行われており、子供を連れまわすのに本当に苦労しました。以前住んでいた埼玉県では16万人も人口がいたにもかかわらず、夏休みのイベントといえば七夕まつりと企業のイベントのみ。臼杵ではボランティアでイベントを企画するグループもあり、結果この忙しさになるのです。
私も9月は実家の洋食屋がらみで市のイベントに出店予定です。イベントを見に行くも良し、出店者サイドになるも良し。楽しくて忙しい臼杵生活が移住してくる皆さんをお待ちしています!
【移住イベントのご案内】
ふるさと回帰フェア
日時:9月7日(土)10:00-16:30
場所:東京交通会館12F
臼杵市も参加するので、起業、就農、移住補助金制度など具体的な話を聞くことができます。気候も温暖で海も山もある臼杵市。是非臼杵市のブースをのぞいてみてください。
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