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Uターン移住後初の年はじめを満喫する

明けましておめでとうございます!


皆さんはどんな年末年始を過ごされましたか?なにせ長い人で9連休の年末年始休暇だったので、もしかしたら海外に出た方も多かったのかもしれません。


そんな大型休暇も臼杵市の八町(はっちょう、臼杵城下町の商業エリア)の中にいるとあまり関係なし。飲食店の多くで帰省客の忘年会を行っていたり、割烹、料亭などは大みそかまでヘトヘトになりながらおせちや年越しオードブルを製作していたのですから。

私も実家の洋食屋の年越しオードブルの製作で、本業の整体では腱鞘炎にならないのに、エビフライを揚げすぎて腱鞘炎になるほど。毎年元旦の目覚めは両腕の痺れと筋肉痛から始まる、過酷な年はじめなのです。


臼杵市にUターンしてきて初めての年末年始。町がどんな感じなのかも含めて、「臼杵での年はじめ」をレポートします。

2019年末、人生最多の背ワタを抜く

姪や甥へのお年玉に使用した、臼杵色満載のポチ袋

オードブルで腰抜け寸前までヘトヘトになった大晦日。私の最後の仕事は、姪や甥にあげるお年玉の準備です。埼玉ではお年玉付き年賀状を買ったときに先着〇名という感じでポチ袋をいただいていました。臼杵に帰省するときにはその袋を使っていたのですが、今回は手に入らなかったので自前で準備することに。


私が子供の時は中身のほうが気になり「このポチ袋カワイイ~!」などと盛り上がることはなかったのですが、姪x3+甥x1の気を惹きたい伯母にはいまや重要なポイントの一つです。

「ネットで探してプリントして使うか」と考えネットを開いたところ、「臼杵のえんどうさんち」という情報サイトで無料配布しているポチ袋が臼杵色満載で素敵でした。

選んだのはこの4種類↓

コピーしノリを付け、ポチ袋を仕上げる今年最後の地味な仕事

「祇園祭、季節感がないから外そうかな」

と思ってよく見たら、偶然にも弟が写ってたので採用。将来は弟のように山車(ヤマ)に乗るであろう甥っ子にあげることにしました。

子どもたちにあげると「カワイイ~」と大満足。眠くて半眼になっても準備した甲斐がありました。

来年どのような柄ができるのか、また楽しみに「臼杵のえんどうさんち」をチェックしてみようと思います。


ちなみにこの「臼杵のえんどうさんち」というサイトは臼杵のイベント情報などを中心に情報更新しています。

移住検討中の皆さんが

「移住の下見に行く時期に臼杵では何してるんだろう?」

というときにチェックしてみてはいかがでしょうか。


八町住民の初詣のテッパン「八坂神社」

私が現在住んでいる八町の住民の初詣はほぼ「八坂神社」。この神社の神事に伴うお祭りが祇園祭で、八町は山車の当番町(4年に一度)でもあるので、初詣や七五三はまず八坂神社になります↓

私の子供時代と比較しても、参道の道が綺麗になり境内にいくつか新しい木が植えられ、灯篭が建てられたくらいでほぼ何も変わっていません。

毎年何も変わらないこの安心感。ふるさとならではで、ただただ心地よいのです。

厳かな雰囲気が漂う本社
一時期、本町(現在の八町大路)にあったお社だからか、献灯には八町大路の商店の名が並ぶ

創建が11世紀と言われている歴史ある八坂神社には、たくさんの神様がおられます。


私の実家の近所にあった松竹湯という銭湯のおばあちゃんは、毎日お賽銭を持ち八坂神社にお参りに行っていました。昔息子さんが難病にかかったのですが、毎日お参りをして病気平癒を祈願したところ治ったのです。それからはお礼参りの日々。後に大分市に引っ越しをしてしまったのですが、それまでは本当に毎日欠かさず何十年も参拝していました。


生活に根差したご利益のある八坂神社ですが、私が子供の時はまさに遊び場。怒鳴られても仕方がない位境内で遊んでいましたが、宮司さんは最後に私たちが砂利を綺麗に整えれば怒ったりしなかった優しい方でした。今もお元気でいらっしゃるんでしょうか?


子どもの時は神をも恐れぬ態度で、写真の牛の石像に跨るのも日常茶飯事↓

大人になると知識も増え、自分の体の悪いところを撫でて、それに対応する体の部分を撫でると治癒する牛の像だったいうことを知っています。今は苔むしていますが、私は今後この牛の股関節を撫でまくる予定です。


「うすきの地もの」で一服つける「サーラ・デ・うすき」

八町エリアでは元旦と二日、商店街は休暇中。ウロチョロしている人は大体初詣に出かけている人たちです。そんな方が一服付ける場所が、八町大路にある「サーラ・デ・うすき」という観光拠点の一つです。

入り口には生け花が飾られ、甘酒とホットジンジャーの振るまいを行っていました。今年で3年目になるこの振るまいサービスには「うすきの地もの」が満載↓

九州で一番古い味噌・醤油会社の「カニ醤油」の甘酒に、「西日本農業社」が生産するジンジャーシロップで作ったホットジンジャー、そして村上煎餅本舗と後藤製菓の臼杵煎餅です。


私が訪れたとき、帰省中で振る舞いサービスを受けている方もかなりいたし、中には旅行で訪れている方もいました。残念だったのは、これらとっても美味しい臼杵の逸品が販売されていなかったこと。

サーラ・デ・うすきには、「うすきの地もの」コーナー(見学のみ)も常設されているくらいなので、ここで特産物を販売したらよいのに、と思ってしまいます。

パンフレットもおしゃれな「うすきの地もの」

私がまだ首都圏に住んでいたとして、一か所で臼杵の美味しい物が揃う場所があれば、必ずそこでお土産を買い揃えます。是非そういう場所を今後作っていただけたらなぁ、と思わずにはいられません。

スーパーなどでは買えない逸品がある「うすきの地もの」

醸造の町ならでは、「カニ醤油」の福袋 私のブログでもちょくちょく出てくる「カニ醤油」。前述したように九州一古い味噌醤油会社で、その建物は文化財登録されています↓

竹宵の時に撮影したカニ醤油

創業1600年で現在12代目。その12代目は私の同級生で、偶然にも私の名前である「愛」の字が彼の名前にも入っているので、お互いに「愛ちゃん」と呼び合う傍から見たら不気味な46歳どうしです。

彼にはどこまでが冗談だか分からないようなジョークを飛ばす困った癖があり、一昨年カニ醤油が連休をとった時に、連休の理由としてお客さん用の電話に残した留守番メッセージが「トランプ大統領に会いに行きます」というものでした。私の母は「カニ醤油が世界に打って出た!」としばらく本当に信じるハメに。

ちなみに今年は「沢尻エリカの様子を見にいく」という張り紙をお店にしていたので東京に家族旅行に行ったのかと思いきや、旅行先は岡山。謎だらけの味噌醤油屋なのです。


そんなカニ醤油なので、12代目が世に出した商品の名前にもパンチの効いたものが多く、新商品が出るたびに私は楽しみにしています。そして、Uターンしたら絶対買おう、と思っていたのが新年の福袋↓

5000円以上相当のものが3500円で買えました。『所さんのお届け物です』というテレビ番組で紹介された「醤ース」(ショース)は私も試したことがないのですが、所さんが「アジフライにピッタリ!」と絶賛していたので、今度アジフライをこれで食べてみようと思います。


福袋で新しい味噌・醤油商品に出会うのもカニ醤油での新年の醍醐味かもしれません。


年末年始は臼杵の「静けさ」を楽しむ

この他、国宝臼杵石仏で松明が灯る中新年を迎えたり、佐志生エリアで水平線からの初日の出を眺めたりすることもできます。都会にいるとあっちこっちの初売りで忙しく過ごしてしまいがちですが、小ぢんまりと静かに「臼杵を感じる」新年を迎えるのも悪くありません。


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