先週は移住準備のために臼杵市に行っておりました。移住補助金の申請やそれに関わる審査会、移住後に住む賃貸物件の大家さんへのご挨拶、その物件の内装工事の手配、什器や設備の見積をとりまくるなどとにかく目まぐるしい日々でした。
とはいうものの、弟一家宅が私の移住準備の拠点となり、弟の休日に1日中運転を頼み(←首都圏の便利な生活のせいで20年以上ペーパードライバー)あちこちの用事を行うなど、私の移住準備は恵まれていると言ってよいでしょう。本当に何も縁のない土地に来たら、宿泊施設さえも自分で見つけなければいけないのが実情です。
サラリーマン時代にマルタ共和国に赴任した時は、あんなところに知り合いなんて誰もいませんし、泣きたいくらい(いや、泣いてたかも)疲労困憊の日々でした。
しかし!「臼杵に知り合いなんていない・・」という方には臼杵市の手厚い支援があるのです!それが「臼杵おためしハウス」。
臼杵おためしハウスとは移住を検討している人が、臼杵での生活体験や移住準備の拠点として利用できる移住者の為の宿泊施設。前回、前々回に紹介した移住モニターツアーなどを経て、いよいよ本気で「臼杵に移住したい!」と考えてきた人たちには欠かせない場所なのです。どんなところなのか早速ご紹介します。
駐車場完備のなかなかの豪邸。近所には私の高校時代の友人が住んでいますが
「最近泊りに来る人がめちゃくちゃ多いで。」
という情報をゲット。やはり臼杵市への移住人気と相まって利用者数が増えているようです。場所は臼杵市役所から車で5分程度の場所で、以前に紹介したスーパーがズラリと並ぶ「臼杵銀座」には臼杵川を挟んで徒歩で行ける距離です。
以前はおばあちゃんが住んでいらしゃったようですが、その方が臼杵市の趣旨を理解下さり現在のおためしハウスになりました。
と聞くと、移住者の中には
「え!こんな豪邸が空き家になってるんですか!?臼杵の空き家ってこんな感じ?」
と臼杵の空き家バンクへの期待が高まる人もいるかもしれませんが、ここは別次元と考えておいてください。これもまた前回、前々回で紹介しましたが、野津や臼杵の空き家はなかなかパンチが効いています。
さて、外見は古風な日本家屋ですが中はオール電化。台所も使い勝手が良さそうです。臼杵銀座のスーパーで買った海の幸、山の幸をぜひこのダイニングキッチンで堪能いただきたい。
大広間や縁側は私の感動ポイント。こんな素敵なお家ってイマドキなかなかないですよね。
お庭の植栽も綺麗に手入れされています。
移住準備活動の合間に臼杵川沿いをお散歩してみるのもおすすめです。
紅葉の名所でもある白馬渓まではこの遊歩道を歩けば辿りつけます。
川沿いの自然も素敵です。
ペーパードライバーという自分の境遇も理由の一つですが、おためしハウス滞在中の移住準備者には、臼杵市が自転車を貸し出してあげると便利な気がします。慣れない土地で車の運転をするよりも小回りの利く自転車で用事を済ませることができれば、移住者も町のあらゆる所を気軽に見て回ることができますし、駐車場も心配いりませんし。
いずれにしろこの「臼杵おためしハウス」、滞在拠点がない移住準備者にはぜひ利用していただきたい施設の一つです。ここの泊まりながら物件見学をしたり、起業する人は内装工事の打ち合わせを業者としたり、就職する人はここから面接に行ったり。利用の幅がとても広がります。
気になる利用料。現在は協力金として1グループで2,000円/1泊をお願いしているそうです。タオルやリネンの洗濯、光熱費、ハウスの維持管理などを考えるとこのラインでご協力いただけると、今後の移住者への支援も続ける事ができると思います。その他利用の詳細は臼杵市役所のHPからご覧になってください(記事下にリンク有)。
【関連リンク】 臼杵市役所HP(臼杵おためしハウス)
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