今朝は子供たちが大興奮してプレゼントを開けたご家庭が多かったのではないでしょうか?私には4人の姪と甥が居ますが、移住前からクリスマスは本をプレゼント。おもちゃは彼女たちの祖父母が買ってあげるので、長続きする本を買うようにしています。
一方、大人の皆さんはいかがでしょう?1年間頑張ってきたご褒美にお買い物、ホテルランチなど是非予定してみてください。
さて、今年最後の移住ブログですが、先週に引き続き「臼杵酒場放浪記」(2)をお送りします。
私にとっては臼杵の美酒と珍味を飲み食べ歩くのも結構なご褒美です。ほぼ毎日こんなことをしている臼杵のおいさん達は毎日がクリスマス。そんな良い町の良い店を今回もご案内いたします。
*店名の敬称は省略させていただきました
ふぐ料理の種類が豊富「居酒屋 竹馬」
前回のブログで書いたように、スペインのサン・セバスチャンのようにおしゃれではないですが、臼杵では高級鮮魚がお手頃価格で、しかもチョイ飲みで試せる酒場がたくさんあります。まさに呑み助の醍醐味であるハシゴ酒して「オレの店」を探す、ということが日々楽しめる町なのです。
例えば、浜町にある「居酒屋 竹馬」。30年以上に渡って、ふぐのコースから1品料理まで、ふぐを中心とした美味しい魚料理を提供しています。また、「ふぐの郷臼杵」の推奨店でもあります。
店内に入るとまずカウンター席。奥や2階に座敷席もあります。
メニューを見るとやはりフグが中心↓
フグのひれ焼きをお持ち帰りできる、なんてあまり見たことがありません。家でひれ酒を楽しみたい本格的な呑み助に喜ばれるメニューです。そしてフグのいろいろな部位を使ったお酒もやはり臼杵ならでは。「ふぐの珍しい料理、注文OK」という文言も気になります。こういうのは是非大将と会話を楽しみながら味わいたいものです。
この日、竹馬が酒場放浪記で出したメニューは「地魚の和え物」。1軒目だったので私はビールから始めることにしました↓
ポン酢の中にもまろやかさがあり、スタートには最適の一品でした。
私が一人飲みしている最中に、
「もう大将の所に来たら他は行けんで(行けないよ)!」
と唸りながら大絶賛中のおいさん世代二人が居ましたが、この方たちも臼杵をいろいろ飲み歩き、自分好みのこの竹馬に行き当たったのでしょう。
どこの町にも「行きつけ」というお店がそれぞれの呑み助にあると思いますが、臼杵の選択肢は豊富。私も早く「行きつけ」を見つけたいものです。
【居酒屋 竹馬】
所在地:臼杵市浜町3組
電話:0972-62-5073
ボリュームに驚愕「木屋」
臼杵市中心の商業エリアには8つの町があり「八町(はっちょう)」と呼ばれています。私の実家はそのうちの一つ唐人町にあり、いま運営しているケレシュのお店も、やはり八町の一つ掛町にあります。子供時代にはこの界隈にたくさんの子供がいて、同級生の実家が割烹などの飲食店をしている、というのもよくある話でした。
今回2軒目にお邪魔したのは、私の実家と同じ唐人町にある「木屋」。同級生のご実家です↓
しかし、フグ料理やお寿司を中心としたお店の為、子どもの頃には行ったことなどあるはずもなく、この機会にお邪魔してみようと思ったのです。
入店してすぐのカウンターに座り、酒場放浪記のチケットで出てきたのは握りずしと煮物が入った小鉢!
2軒目だし、もう我慢ならず日本酒を冷でいただきました。煮物は優しい味付けで、握りは4貫で結構なボリューム。ちょっと記憶があやふやですが、海老、イカ、サーモン、鯛だったような気がします。この内容で800円。サン・セバスチャンのバルもびっくりだと思います。
木屋では「ふぐ御膳(3,600円)」というメニューがあり、どこで調べたのか外国人の観光客に人気があります。私の運営する民泊「USUKI TRAVEL GUIDE」に来たお客さんの中にも「木屋のふぐ御膳を食べたい」と出かけた人がいました。ふぐの刺身や唐揚げが付いたセットは、ふぐを食べたことがない人にはお手頃に楽しむことができるメニューに間違いありません。
そうこうしていると「歌う仏壇屋」のSさんがお子さんと奥さんを連れて登場。彼は「ステレオ少年」というバンドのヴォーカルで、臼杵市のいろいろなイベントに登場し素敵な歌声を披露してくれます。
カウンターに座るメルちゃんと子供にお寿司を食べさせるSさん。こんな自由な光景が広がるのも臼杵の酒場のいいところ。↓
【木屋】
所在地:臼杵市臼杵548
電話:0972-62-5223
女性店主一人で切り盛りする「Café さんぽみち」
「臼杵市に移住しようか」と検討中の皆さんの中にも、私のような独女がいると思います。
今のご時世、パソコン一つあればいろいろな仕事も遠隔でできますし、臼杵市にはまだないお仕事もたくさん。サラリーマンより自営業のほうがうまくいく、という人も多いと思います。私が知っている独女移住者も、実際多くの場合自営業をしているのです。
3軒目にお邪魔した「Café さんぽみち」も女性店主が一人で切り盛りするお店↓
唐人町のちょうど真ん中あたりに位置しており、城下町に馴染んだスッキリとした外装は、女性にとっては入りやすい雰囲気。通常のランチ営業に加え、金曜日と土曜日の夜のみカフェバーに変身します。
私も実家が洋食屋なので、飲食店を回す大変さはよく分かりますが、一人でこのメニューを回すのは本当に大変なはず。が、店主さんはいつもニコニコ対応してくれます。
酒場放浪記のチケットで注文したのはコーヒーとホットサンド↓
お酒は大好きですが量を受け付けない体質の為、最後はコーヒーで〆させていただきました。厚めのハムとチーズ入って結構ボリュームがありましたが、丁寧にハンドドリップされた濃いめのコーヒーで堪能。酸味が少なく私の好きなタイプのコーヒーでした。
さんぽみちにも一人で出かけたのですが、木屋と同様、ここでもやはり知り合い発見(臼杵に住むととにかく新しい知り合いがどんどん増えます)。お互いハンガリーでの生活体験があった、という珍しい共通点でお友達になった、美味しいジェラート屋「あるもに」のYさん。Yさんの友人ともいろいろお話をして、楽しい時間を過ごせました。
以前はランチタイムにもお邪魔しましたが、今度は友人とバータイムに立ち寄りたいと思います。新しい知り合いが出来そうな雰囲気の「さんぽみち」でした。
【Café さんぽみち】
所在地:臼杵市臼杵677-6
電話:0972-86-9031
十人十色の酒場が見つかる臼杵市
今回、酒場放浪記に参加していたお店は22店でしたが、臼杵市にはこのほかにスナック、バー、居酒屋、割烹、料亭など、その時の雰囲気、予算、メンバーなどに合わせてお酒を楽しむ場所が山ほどあります。加えてふぐの白子など、季節の海産物を楽しみたいときにもお料理の選択肢がグンと広がるのも臼杵の酒場の楽しい点です。
人口37,000人しかいないこの臼杵市に、そういう豊かな料理文化、酒文化が広がっているのが「昭和が薫るサン・セバスチャン」と私が勝手に呼んでいる所以です。
既に移住してきた方、これから移住を予定している方。是非夜の臼杵も楽しんでくださいね。
さて、この一年間ブログにお付き合いいただきありがとうございました。
「臼杵ってどんなとこ?」と思っている移住検討者にいろんな視点で臼杵の情報を発信できるよう、来年も楽しく情報集めを行っていきます。2020年最初のブログは1月8日スタートです。
皆さま、良い年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。
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