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別府温泉「ホテルうみね」でワーケーションしてみた

開始当初から申請方法などで大混乱を極めたGo To トラベル。最近でも割引額が一時的に縮小されるなど問題が起こりニュースになっていました。加えてGo To EatやGo To 商店街など、40代の私でも混乱するキャンペーンが次々登場し、両親である75歳Y雄とK子には理解不能な事態になっています。とにかく年寄りには完全に不親切なキャンペーンと言えるでしょう。


それでも、8、9月はY雄とK子がそれぞれ75歳の誕生日を迎えたので、私がPCと格闘しGo To トラベルを初利用。本当は京都に行きたかったK子とY雄に、コロナを念のために警戒して、別府での宿泊をプレゼントすることになりました。両親にとっては

「別府に住んでいるのに別府に宿泊」

という微妙なプレゼントですが、私にとってはワーケーションを実践する貴重な体験に。


臼杵に住みながら、別府温泉でお籠りワーケーション!そんな実験を「ホテルうみね」でやってみました。

「ホテルうみね」のライブラリーエリア。ゆっくり本も読める

昭和レトロな北浜に非日常の空間が

今回、両親のプレゼントという点はさておき、「仕事に集中しながら安全に温泉やお籠り滞在を楽しめるか?」という点で選んだ「ホテルうみね」(以下、うみね)。1泊2食付きでGo Toトラベルを利用し12,000円程度、というコスパの良さも重要なポイントです。


こちらが別府・北浜エリアにあるうみねの外観↓

外観は昭和レトロな感あり

北浜エリアというのは、昭和のレトロなホテルが並ぶエリアです。写真の左には、東京タワーを設計した内藤多仲が作った別府タワー(1957年完成)もあり、とにかく昭和色満載。うみねの外観も見ての通りちょっと古い印象をもちますが、館内はリニューアルしているのでそれほど古さを感じさせません。


全21室しかないホテル内はとにかく静か。昭和の風景が醸し出す喧騒が館外にはあるのですが、ロビーから始まる静けさで「非日常」への期待感が高まります。

外観と打って変わってアジアンリゾートなようなロビーエリア

スタッフの方と別室でお茶を飲みながらチェックイン。世間話も楽しみながらお部屋へ移っていきます。


スタンダードでも70平米!その広さを独り占め

ワーケーションのポイントとして私が重要視したのが、部屋の広さと眺望。パソコンに向き合う仕事なので、狭いところだったりつまらない眺望だとストレスが溜まります。疲れたり、アイデアが浮かんでこない時は広いベッドでぐうたらしながらお菓子を食べたり、お部屋から海を眺めたりしながら息抜きしたいものなのです。その点で、うみねは私の要望を満たしてくれました↓

90平米のスイートルームはとにかく広い!

私が泊ったのは70平米でしたが、両親と一緒でも余裕の広さ。両親もホテル泊ではだらだらするのが好きですが、大人3人でだらだらしても気にならないくらい広いのです。そして、イチオシはこの眺望↓

別府観光港に出入りするフェリーが目の前を行き来する

海側のお部屋で正解でした。リビングにある大きな窓はもはやシアターのようで、外に広がる海の眺めに飽きることはありません。


お仕事の疲れは「半露天風呂付客室」で解決

コロナ禍においては、なるべく家族以外の人と接する機会を少なくしなくてはいけないのは周知の事実。しかもどこの宿泊施設でも県外からのお客さんがいるため、なるべく「お籠り」で過ごしたいものです。


別府では「温泉は大浴場のみ」という施設がかなり多いのですが、うみねでは全21室中20室が半露天風呂付客室。しかも加水などしていない源泉かけ流しなのです。

リビングから徒歩1歩で温泉に到着

私たちの部屋は的が浜ビーチに隣接しており、この柵のように見えている部分には窓はありません。薄茶色に濁った温泉に浸かって目を閉じると「ザザーン、ザザーン」と波が浜に寄せる音が心地よく響きます。ホテルの名前「うみね=海音」を体感できる素敵な空間です。

温泉自体も炭酸水素塩泉という泉質で、これは皮膚の脂肪や分泌物を落とす効果があるため「美人の湯」とも言われています。


お風呂上りはアメニティーでお肌の手入れも↓

洗面エリアもゆったりスペース

うみねの屋上には露天風呂もあります↓

小さめの浴槽ですが、利用者が少ないので毎回一人で満喫

女湯は別府湾を一望!お勧めは、ここから日の出を拝むこと↓

別府湾の日の出は息をのむほど美しい

もちろん時期や天気にも左右されますが、タイミングが合えば是非屋上露天風呂からの日の出を楽しんでみてください。


鉄板焼きディナーで際立つコスパの高さ

うみねでは食事を部屋食か鉄板焼きかで選ぶことができます。完全に籠ってしまいたい、という人には部屋食がおすすめですが、両親は鉄板焼きを選択。 館内にある「鉄板焼つつじ」ではピカピカの鉄板がお出迎え↓

一つの鉄板で2組の客。合計3~4組で密な感じも一切なし

一番安いコースでも、前菜、スープ、焼き野菜、海鮮2種焼き、豊後牛ステーキ、デザートとボリュームたっぷり。特に豊後牛ステーキは脂身と焼き加減のバランスが絶妙

私は全体的に焼いてほしいのでいつもミディアムでオーダー

「いいですか?いきますよ!」

とシャッターチャンスに気を配ってくれたシェフのフランベを激写!

75歳・Y雄とK子も大喜びのフランベ

焼き上がって堪能↓

このくらいの焼き加減が私のベスト!

豊後牛は口の中でとろける柔らかさ。一気になくなりました。そしてこの豊後牛に負けず劣らず美味しかったのが椎茸。大分の椎茸は肉厚なのですが、鉄板焼きにはやっぱり合います。


予約時に両親の誕生日のことを伝えておいたら、Happy Birthdayメッセージ付きのデザートが出てきました。こういうサービスは75歳になってもやっぱり両親も嬉しいものです。


ワーケーションにピッタリのホテルでした

臼杵のような田舎に住みながら、日本有数の温泉観光地・別府が高速で40分の近場にあるのは恵まれた環境だと思います。臼杵市に移住をしてきて生活に慣れるのにも少し時間がかかり、体力的にも精神的にも少し疲れが出ることもあるかと思います。

そんな時はちょっと臼杵を離れて、別府で気分転換をするのもいいかもしれません。


静かな環境でコロナを気にすることなく、仕事をしながらリラックスも。そんなことが実現できた「ホテルうみね」での滞在でした。

10年以上かけて整備された北浜の遊歩道はホテルの目の前に

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