前回姪のM画伯と挑戦した夏休み恒例イベント「うすき街色絵画教室」。
締切前日夜にやっとフリーになった私は、テレビを見ながら作業。夢グループのCMに笑わされて上手く線が引けません。
3時間半かかりましたが、何とか提出できるくらい全体に色を塗り完成↓
相変わらず誤魔化しきれない雑さは残りますが、心根を入れ替えて取り組んだつもりです。昨年諦めた石垣もきちんと塗りました。
そして、姪ながらなかなか絵心のある9歳M画伯の完成品がコチラ↓
Mの昨年の作品は構図と背景が雑だったのですが、その点やはり成長しています。
この絵画がポストカードにしてもらえるかどうかは後日発表されることになります。どうなるかM画伯と楽しみに待ちたいと思います。
さて、今回はもう一つの夏休みの大仕事「イギリスからの友人親子を観光案内する」について。
大分県が世界に誇る温泉シティー・別府と、鎖国チックなほどこれまで外国人観光客にアピールしてこなかった我が町臼杵。この二つの町を観光し、英国ティーンがどのように感じたのかレポートしてみようと思います。
温泉推しで100年越え!世界有数の湯の町別府
インバウンドが回復しつつある別府市ですが、福岡や関西などアクセス良好な地域からの観光客もかなりいます。目的はやはり温泉。国内からの大人の観光客は由布院観光に出るか、少し地獄を見てホテルにほぼお籠り。子連れ観光客は温泉ホテルに泊まりつつ、アフリカンサファリ、うみたまご(水族館)、サンリオピューロランド、城島高原(遊園地)といった場所で楽しんでいるのでは、と推察しています。
今回、イギリスから友人(日本人)が14歳の娘さん・Aちゃん(イギリス人夫とのハーフ)と遊びに来てくれたので、別府で1日、臼杵で2日の予定を組んでみました。イギリスで生まれ育ったAちゃんはやはり日本の暑さがキツイようで、6年前に埼玉で会った時は猛暑でダウン。それを踏まえてなるべく涼しく、温泉も感じられる観光ルートということで計画しました。
暑さが苦手なAちゃんに合わせて午前中は「うみたまご」に行き、午後から地獄めぐりで「海地獄」へ。
うみたまごではイルカショーやとどのエサやり、セイウチの昼寝など可愛い海獣がたくさんいましたが、前日は関西からのフェリー内で睡眠がよくとれなかったうえに下船時刻も早朝だった為、睡魔が襲っていたようです。むしろ彼女の母Kと私の方が楽しんで見ていたほどでした。
意外にも彼女の目が覚めたのが午後の海地獄。
大分が地元の私としては社会見学とかで子供の時から来ているので、「わぁ~!!」とはもはやなりませんが、ここは外国人観光客の間でもトップ3に入るほどの人気観光スポット。やはりこの水色に心奪われるのでしょうか。
外国人がどう思うかは分かりませんが、私にとって「もう一回しっかり時間をとって堪能したい」と感じたのが、お土産売り場2階にあった資料展示です。
希少で丁寧な展示の中で、特にびっくりしたのが昭和12年に海地獄を訪れたヘレン・ケラーの写真!ヘレン・ケラーなんて「世界の偉人シリーズ」などの本で読んだ人で現実感が無かったのですが、この海地獄に来ていたなんて本当にびっくりです。
Aちゃんも別府温泉の成り立ちなどを見た後、施設内にある足湯を堪能。睡眠不足でウロウロした後のこの足湯は本当に気持ちが良かったようで、しっかり時間をかけて浸かってました。温泉を気持ち良く感じるのは万国共通ですね。
Aちゃん覚醒!外国人が臼杵で萌えるもの
今回の友人訪問で私が目標としている「外国人が萌える臼杵のスポット発見」を試すときがやってきました。
外国人が日本に惹かれるものといえばやはりアニメがダントツでしょう。Aちゃんも御多分に洩れず大のアニメ好き。
そんな彼女が一番臼杵で興奮したのはなんと「臼杵石仏」。
臼杵石仏に関して私が書いた旅記事はコチラ↓
近年臼杵石仏は、有人ガイド無しでも楽しく見学できるように音声ガイドが充実してきました。多言語バージョンもあるので外国人でもきちんと理解しながら国宝見学ができます。ここでAちゃんが反応したのは有名声優さんによる音声ガイド。「ジョジョの奇妙な冒険」(空条承太郎)、「黒執事」(セバスチャン・ミカエリス)といった人気アニメの主人公の声を多数担当している方が、石仏の音声ガイドをしているのです。
石仏の見学ルートの最初で小野大輔さんの写真を発見した途端、Aちゃんは覚醒!「おいおい、どうしたんよ?」と母Kも驚くほど、凄い勢いでスマホを取り出しダウンロード。流れてくる音声をイヤホンで聞きながら、終始ご満悦な様子でした。
インバウンドを増やすなら、アニメと絡めて上手に臼杵石仏をアピールするのが良いのかもしれませんね。
日々の風景が魅力の臼杵
2日間かけて石仏や城下町を歩き「臼杵ではどこが一番良かった?」とAちゃんに聞きました。
「声優にはやはり負けるかな」
と思ってましたが、意外や意外
「高台からの町並み」
とのことでした。
外国で生まれ育ったティーンに刺さるスポットが、普通に生活している我々の町自体だったというのは、過疎化地域の観光に勇気を与えます。この町並みや建物、連なる瓦屋根の数々など、市民が見慣れているものをいかに保存していくのか。大変な作業ですが、私も120年の古民家で生活していますので、微力ながら貢献していこうと思っています。
次回は臼杵市の移住イベントをご紹介!
現在移住を検討している方々にも、ぜひ臼杵市の「空き家バンク」を住居候補に入れていただきたいと思います。売買や賃貸があり、最初は古民家は不便な気がしますが、1年ごとに古民家の癖(?)が分かってきます。私も何度もブログで書いていますが、最初は凍え死ぬほど寒かったり、巨大蜘蛛が出てきて何度も寿命が縮む思いがしましたが、最近では虫の出てくる回数も減ってきましたし、ホットカーペットなどを使用して冬も快適に過ごせています。特に気密性が驚くほど低いので、冬の寒さとは逆で、夏の夜は扇風機だけで寝ることができます。
そんな移住生活のアイデアになる臼杵のオンライン移住イベントが10~12月に行われます。
次回のブログではイベント内容を事前に調査。役立つ情報満載のイベントになるので、是非ブログをチェックしていただき、奮ってご参加ください。
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