毎月第2・4水曜日に更新している当ブログですが、7年目の最初の回(先週水曜日)の締め切りを落としてしまいました・・。ネタはあったのに落としてしまったその理由は7年目の大チャレンジが故。
同じことをしていると飽きてくる性分に加え、昨夏から生活の半分を別府から臼杵に戻ってきた両親と共にしたことに端を発し、これまでの店舗だと雑貨販売、整体院、ゲストハウスの運営がうまい具合にできなくなってしまったのです。ちょっと行き詰っていた昨年11月、話は突然やってきました。
今回のブログはマンネリな田舎暮らしに陥りたくない人向け。「こんな大胆なことも可能」な臼杵での店舗の引っ越しについて書いてみたいと思います。
「修理してほしい」から「移転」へ
これまで賃貸していた店舗は築120年くらいになろうかという古民家。五十路世代にはお馴染みの、原田知世主演「時をかける少女」などを手掛けた故・大林宣彦監督が喫茶店にしていた場所でもありました。
私は約6年この建物で雑貨販売、整体、ゲストハウスをしていたのですが、実際にやってみるとやはり狭かった。特に雑貨エリアは2組お客さんが入るとギュウギュウでしたし、整体後にお茶を飲んでいただくスペースもありませんでした。
さらに古さからくる寒さ(築100年超えの古民家に断熱材は無い!)や隙間風があったので冬の時期にゲストを泊めることはできませんでした。
しかし、雰囲気はありました。大林監督の美術監督が行ったという内装はフェイクの煉瓦柱を筆頭に私のビンテージ雑貨にはぴったり合っていたのです。ですので、次の「コレ!」と思える物件が見つかっていなかった昨年11月までは引っ越しなど全く考えていなかったのです。
しかし、開きも閉じもできなくなってしまった扉の修理を管理会社にお願いした時に
「藤谷さん、長屋の物件空いてるけど入らない?」
と言われ、私の直感が「行け!」と反応しました。
というのも、この物件は前々から目をつけていた場所でもあったのです。
この外観からは想像できませんが、関東からUターン移住した2019年当時、個人で賃貸されていたこの物件を私はワインバーと勘違いし侵入してしまったほど。どのくらい内装が素敵な建物かはその時に認識していました。しかし、これまで賃貸していた方が解約し、空き家となったのが昨夏。その後何名かが内覧していたそうなのですが決まらなかったため私に話が来たというわけなのです。
「ゲストハウスができそうな物件なら契約したいので2週間検討時間をください」
ということでほぼ成約の状態で12月を迎えました。
超スピード引っ越し
結局ゲストハウスの申請許可の目途も立ち、12月中旬に契約。
内覧をしてみると手を付ける場所はほぼなく、電気系統などがきちんと動くかチェックするのみでした。
事業をしている方のために引っ越しに伴う大体の手続き例を私の事業を例に書き出してみました↓
① 住民票の変更
② 免許証の住所変更
③ 道具商(ビンテージ雑貨を扱うための資格)の住所変更
④ 光熱関係の手続き
⑤ ネット関係の手続き
⑥ 引っ越しを手伝ってくれる便利屋さんの手配
⑦ 手持ちの棚や家具のサイズを測って新物件に入るかチェック
⑧ ゲストハウスの申請準備(書類が凄い・・)
⑨ 新しいホームページやチラシの準備
通常業務や確定申告の準備をしながら12月中にできたのが大体このような感じです。
丁度この時人生で何回引っ越しをしたのかきちんと数えてみたら、今回で26回目でした。
これだけ引っ越しすると、手持ちの荷物(商品や生活道具を含め)を何日で梱包し、開梱に何日かかるのが分かるので不思議です。
12/29~1/10を移転の為の店休期間にしました。関東のお客さんとは違い、臼杵のお客さんはお仕事と家族最優先で自分の健康はその次。そういった地域性もあり年始は整体に来るお客さんは少な目で、引っ越しにはこの時期が実際ベストなのです。
1/2~5掃除&梱包、1/6引っ越し、1/7~10開梱・陳列、掃除というスケジュールで実行しました。が、ギリギリでした。姪や甥たちにも手伝ってもらいましたが、人手って重要ですね。
直観で掴む
こんなギリギリの中でブログを書いている本日1/11に移転オープンを迎えました。
大きな宣伝はしておらず、念のために今日は整体のお客さまの予約もほぼ受けていないので少し落ち着いてこのブログを書いています。
話が来てから引っ越しまで2か月経っていないのですが、決まるときはこういうスピード感なのでしょうか。
結婚はしたことないので正直分かりませんが、結婚経験のあるお客さんや友人に話を聞くと、
「結婚する相手と出会ったら嵐のようにグルグル回ってるうちに結婚している」
とよく言われます。私にとっては引っ越しや転職が結婚のようなものでグルグル回っているうちに新しい場所に馴染んでいます。
「う~ん、この物件なぁ・・」
などと引っかかるものが一つでもあると前には進みません。結婚相手とはまさに物件みたいなもので、似たところがあるように思います。
移住を考えていて住居や店舗などの物件探しをしている方は、ぜひ直観に従ってみてはいかがでしょうか?
最初から良い物件が見つからなくても、住みながら現地の不動産屋さんなどと親しくなると良い情報が自然とまわってきます。結果「空き物件を見つけてから開業まで2か月かからない」などという大胆なことも可能になったりするのです。
これから
1月以降も引き続き忙しい日々になりそうです。
確定申告に加え、ゲストハウスを運営するために必要な申請を行います。営業許可が下りたら、ゲストハウスの予約サイトのアップ、新店舗の情報を載せたホームページやチラシの作成といった広告などを一気にやり終えます。
計画通りなら2月からはゲストハウスの運営と、臼杵観光の為の新しい媒体つくりの予定が入っています。
臼杵生活も7年目に入ってきましたが、変化を求めればいろいろできる環境はあるし、様々な空き家、空き店舗物件があります。「あんなこともやりたいし、こんなこともやりたい」という人にはポテンシャルを秘めた面白い町だと思います。
地方移住を検討している皆さん、臼杵市でお待ちしています。
【新店舗等、関連情報】
<ケレシュ雑貨部・整体&リフレクソロジー>
〒875-0041
大分県臼杵市臼杵498
TEL:080-1773-8228
無料駐車場完備:居酒屋「花酒膳」さん前
*今月中にホームページも改定予定。それまではフェイスブックで情報をご確認ください
<ソミプロ便利屋サービス>
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